COP15 途上国支援の先送りも
【コペンハーゲン大場あい】コペンハーゲンで開かれている国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で、15日に現地入りした潘基文(バン・ギムン)国連事務総長は英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、途上国への長期支援は合意に盛り込まれず、来年以降に先送りされる可能性があるとの見通しを示した。途上国への支援が政治合意のカギとされているだけに、波紋を広げそうだ。 会議では、京都議定書に定めのない13年以降の温暖化対策の国際的な枠組みについて、事務レベルの交渉結果を踏まえた二つの作業部会合意文書案が取りまとめられた。16日から始まる公式閣僚級会合で討議されるが、先進・途上国間の対立点が多く交渉は難航しており合意形成は各国首脳の政治決断に託されることになりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091216-00000020-mai-int